忍耐力は強い方なので肩・左足踵が痛むが辛抱して作刀を続けているが限界に達した様なので1時間かけて最新の治療を行っている整形外科で痛み止めの注射を体内の画像を見ながらピンポイントで打つ。老いた体で真夏の折り返し鍛錬は出来ないので暑くなる迄に刀の素延べを沢山造るつもりで2月から刀の鍛錬をしていたが岡山県も連日暑くなり初夏の気候となる。3月から入門した新弟子の仕事を教えながらの作業は忙しくなる。今弟子には刀の鍛錬の前作業をして包丁を造らし、多種類の砂鉄による玉鋼の性質を学ばせている。包丁も刀も同じ玉鋼なので包丁が出来なければ刀は出来ない。刀を造る上でのテストピースで玉鋼の質を知り、刀を造ったテストピースの包丁の販売をしているので包丁鍛冶と言われない。包丁を造って生活の糧にしている刀工は多くの砂鉄を使って研究をしていないので刀工の資格を持っていても包丁鍛冶と世間では言われるので地金の研究をおこたってはならない。