昨日のたたら製鉄で玉鋼を切断した右肩が痛くて1日を寝て過ごす。もう2年近く右肩が痛むが玉鋼の切断だけは痛みが治らない。火造りは時間をかければ多少の痛みは有るもののなんとかなるが。最近年若い弟子が入門したので切断はもう少し玉鋼を小さく製作し弟子に頼まなければならないだろう。この玉鋼の切断を除けば刀工としての仕事は十二分に出来るのだが。15キロの玉鋼を切断していたのはつい最近の様に思われる。幸い刀工試験に玉鋼切断は無いので助かる。現在でも日刀保玉鋼に対抗して小型自家製たたら製鉄を行っている刀工は全国でも10人位と思われるが、砂鉄に特色の有る自分の地金を造っていれば後世必ず日刀保たたらの真白い地金との差が見直されると思う。鍛冶場は今弟子が2名に増え日本刀製作所に名を変え、伝習所は山本君が運営。若い弟子が入り日本の伝統工芸を受け継ぐ者が入門すれば山本君も元気づくのだが。