7月20日

今刀工を目指す弟子3名を育成しているが鋼と松炭が無くては日本刀を造る事が出来ない、全国的に炭焼窯で生計を立てている人は皆無に近い。先ず松くい虫が広がり炭にする松が無い事が一番の原因であり、二番目には炭焼きの後継者がいない事である。将来は刀工自らが炭を焼かなければならない時代になるかも知れない。私の弟子の中にも自分で松炭を焼き刀造りを続けている者もいる。日刀保も売れない玉鋼を造り続けるよりも資金があるので全国の刀工が刀造りが続けられる様に炭焼きの事業に手を広げるべきが日本美術刀剣保存協会の役割である。今日は幸いにも松炭の出荷先と連絡が取れて松炭が手に入る様になりこれで弟子育成も出来る見通しが出来た。