10月17日

弟子の鍛えた包丁の地金が気になっていたので休日の鍛冶場で一人研いでみる。同一の砂鉄であるが折り返し鍛錬で温度が高すぎて溶けた部分も有り洋鉄の様な変わり金が出ている。他の1本は部分的に鍛え肌が出たりで面白いが刀の肌模様としては不向き。沸かし温度が過ぎて鍛流線も崩れている。弟子の技術は大きく差がついているので年内は包丁で地金造りの練習。早い者は新年位から短刀の練習に入れるかもしれない。日中は涼しくなりやっと刀造りが出来る季節となったので無理なく健康に気を付けて刀造りを始めたい。