昨日私が昼食を買いに出かけた間に弟子の梃子付けの大きな失敗があり痛む肩を無理して鋼の中に不十分に鍛接された梃子と鋼をスプリングハンマーで打ち、はがれた10センチほどの隙間にホウ酸を入れて仮付けをした後に稲わらの灰を付けて3度も沸かし直す。硬い刃の皮鉄を鍛えて折り返しのタガネ振動が重なった右肩は大きな腫れとなり中止。弟子が交替でその鋼を鍛えるが全く温度が合っていなく前回の良く沸いた折り返し鍛錬はなんだったのかと思う。もうどうしようもなくなった鋼を1番弟子で30年の経験のある山本君が沸かし直す。さすがは山本君。