11月28日

朝鍛冶場にて注文包丁の研ぎにかかるが2日続けてたたら炉から出た真赤に焼けた玉鋼を切断すべき大きなタガネをべルトハンマーでたたき玉鋼を4等分にした折の振動による手の痺れが酷くて包丁が研げず。明日弟子1人でたたら製鉄の訓練をするのに炉を塗り変えただけで帰宅。昨日の玉鋼切断がこれ程の影響が出るとは思わなかった。転倒して半月、老体の回復は遅いものである。しばし鍛冶仕事を休んで回復を待つ事にする。午後は温泉に行こうかと思ったが明日入院する妻とは1カ月面会出来ないので読書して自宅でくつろぐ。