12月31日

夕方近く迄鍛錬をして令和4年も終わる。今年は2名の新弟子が入門して合計3名の弟子となる。弟子3名はそれぞれ技術の差も有り刀工としての心構えも違うが日本の文化と伝統を受け継ぐ刀工として品格ある弟子に育てなければならない。世の流れは変わっても尽忠報国の赤心をもって古刀以後地金の働きが少ない刀剣会に小型製鉄で日本産砂鉄をもって日本刀維新を歩む一門に成りたい努力の一年であったが令和5年は地金の研究にさらに打ち込みたい。折れず曲がらず良く斬れる刀は古刀の地金以外はない。新刀以来の水べしが現代刀迄続いている中で古刀期の様に小さなたたら製鉄で水べしをしない丸鍛で復古刀に臨む一年でありたい。