2月10日

肩と首が非常に痛むので電気治療が終わった後は見学の予定であったが包丁の研ぎが余りにも下手なので私が痺れる左手をかばいながら研ぎ直す。鍛錬をしているが鍛接面の接合が不十分で見かねて沸かし直しをする。全てが台無しになるので手を入れなければならない。こんな事がいつ迄続くやら先は見えない。最初から試用期間を設けて刀工として不向きな人間は入門させない事にしておけば良かったのだが。その内に落伍者が出て本当に刀工を目指す者が残るだろう。刀工への道は遠く厳しい。