早朝から暑し。地金の試作包丁を2本素延べして火造りを終る。午後は4人で古事記の輪読を始める。日本人として知っておかねばならない我が国の成り立ちを少しずつ学ぶ事にする。今迄数か所で古事記を学ぶが竹田氏の本が1番学びやすい。夏の間は思想を強固にして維新の日本刀を打つ一門にしたい。
東北地方は梅雨末期の大雨。岡山県は昨日の夜明けは雷雨と大雨だったが今朝は晴れているので山歩き。日中は暑いのでエアコンを入れて読書。注文刀も沢山たまっているので早く秋が来て涼しくなって欲しいものである。
頭痛はあるが弟子の包丁研ぎを見る必要があるので休めず。いつも同じ指摘を続けなければならず、どうして出来ないのかと思う。精度の高い眼鏡を造るが効果は無し。それでも鍛錬は松炭を使うので傷はなく炭代をケチらず雑木は使わないので安心している。包丁も研ぎ方によって斬味が違うのでそこを判って欲しい。
寝不足の為頭痛で休む。今年は昨年以上熱く熱中症に気を付ける。弟子も沢山いるので倒れる事は出来ない。暑い時は無理をせずゆっくりと休み秋からの刀造りに備えるのが最上策。暑い鍛錬場では弟子が包丁研ぎをしている。
昨日に続き今日も暑い一日でクーラーを入れて休む。暑くなった最近は仕事量が少ないので体が疲れなくて夜半に目覚めてしまう。
中国地方も梅雨明けとなり日差しは痛くなる。弟子の作業を2時間程指導。午後は勉強会で日本の文化と国民性の大略を知る。日本人として自国の歴史と文化を知らなければ日本人としての誇りと愛国精神は生まれない。戦後GHQによって自虐史観を刷り込まれて79年間で日本人は無国籍人に成り下がる。今一度楠木正成公の精神を取り戻し皇室と国民の関係を知り鎌倉から幕末、明治維新を経て大東亜戦争終結迄の日本精神を学ばなければならない。今日の日本があるのは国家の為に身命を投げ打ちて散った英霊の方々のおかげである。
熱中症警報アラームが出るので早朝以外は居室にてクーラーをつけて勉強会を始める事となる。民族の魂を打つ刀工が日本精神を知らなくては真の日本刀は打てない。戦後GHQによって禁書とされた日本の遠い昔からの天皇を中心とした民族の有り方を示す書を「GHQ禁書アーカイブス」ダイレクト出版を著名な講師の方々の公演を通じて勉強をして一族勤皇の団体として報国の誠を尽くしたい。
山本君の弟子U君が日刀保玉鋼を自家製玉鋼の台に積み沸かしの練習。最近は両方の鋼の特質をつかみ上手になる。1時間の練習で打ち切り。四国地方も本日梅雨が明ける。秋迄の長い夏は弟子が熱中症にならない事に気を付けて無理はしない。山本君も取材に応じ売り込みの準備。
たたら製鉄操業の疲れ取りに鳥取県の三朝温泉に次女と共に運転交代で行く。現地の川は大雨で増水した痕跡も無く通常の水量である。梅雨前線による大雨は無かった様である。
朝6時送風開始。予熱で炉をあたためる。1時間に松炭5俵を切り他の刀工から頂いた砂鉄を使って7.5キロの練習用の玉鋼を造る。九州南部の梅雨も明けたので長船も4、5日位で梅雨も明け真夏日となるので秋迄はたたら製鉄も出来ない。

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