昨日のスプリングハンマーを使ったせいか朝から右足が痛み、居間でエアコンを入れて休む。奉納刀鍛錬の出鼻をくじかれた様ではあるが永遠に残る奉納刀なので無理はしないで体調の良い日に一生懸命に頑張りたい。刀の注文主さんより頂いた御土産に頂いた佃煮は食欲の無い夏に大変助かり奥様の味をかみしめながら美味しく頂いています。大変有難う御座いました。
奉納刀の玉鋼の試作も終わりて動く金床も溶接をすまし本格的に奉納刀を鍛える準備が出来る。毎朝静かな早朝に鉄の祖神金屋子の大神様に祈りを捧げこれが最後の刀造りと思いつつ試作の玉鋼を打ち続けた。ずいぶんと前に注文を頂いていて準備をしていたがやっと始まるのは夏真盛り。一つしかない心臓を大事に高校からの同級生の妻と娘の支えで立派な奉納刀を完成させたい。
夏の夜明けは早く4時に朝食をすまし奉納刀用の玉鋼追加の試作用の火造りと東北の女性から頂いた種子島産の玉鋼作3振りの火造り、計4振りを焼き入れる。奉納刀用の玉鋼は粘りが少し不足するので他の玉鋼を鍛えて様子を見たい。短刀は少し寝かして内面応力を抜き下研ぎをして研師さんに出す。暑い中K君は今日も鍛錬、火造りをして刀工試験を目指す。
連日の寝不足と早出は年を経た身には相当にこたえるものである。それでもU君の沸かしの温度が今朝は良かった。それは実力かまぐれかは不明であるが出来た事には間違いないのであとは訓練のみである。パニックになるW君も外国からの旅行団体の前で折り返し鍛錬をやり通す。少しずつ々上達をして行けば良い。私の予定は少し遅れているが2人の問題点も見通せたので明日からは頑張って後れを取りもです。連日の岡山の暑さには閉口する。
早朝に弟子3人は折り返し鍛錬をして午後は刀の鑑定勉強会。私は玉鋼の試作素延べをスプリングハンマーですます。当初はペティナイフで試作予定であったが包丁が欲しいとの注文が有り明日は短刀の火造りと共にと予定。心臓に負担をかけない様にしているので作業は進まず。奉納刀鍛錬は来週からになる予定で無理なく進めている。
弟子2名が玉鋼を真赤に焼きベルトハンマーで1センチの厚さにつぶして揃える。てこ棒に積み沸かして週末にヨーロッパからの見学者に見せる用意を兼ねての練習。刀工試験は審査員が厳しく見るので平常心で受験出来る様に毎週無料公開で練習を積み重ねる。夏は暑いので作業はあまり進まないが毎日の積み重ねが合格につながる。懸命の気持ちが無ければ日本の文化伝統を守る刀工にはなれない。技術と共に古事記を学び日本の道を知らねばならなく、「明治維新と東洋の夜明け」も日本の生きた道を知る事が出来る。
毎日暑いが弟子の技術ではとても刀工試験を受ける実力が不足しているので明日より朝6時より刀造りの練習に入る事にした。刀造りを主としてアルバイトを控えなければもう間に合わない。そのことは弟子が一番知っている事と思う。弟子刀工も早出をする。腰かけで刀工試験は合格しない。そのため今年の試験は不合格者だらけである。刀鍛冶をなめては刀工になれない。もっと厳しい試験にしなければ名ばかりのニセ刀工と斬る事を忘れたアート刀工ばかりになる。日本刀はどこへ行くのやらと思う。
昨日の降し金で壊れた火床を塗り直す。玉鋼の試作品のペティナイフも鍛錬が終わるがあまりにも暑いので鍛錬の練習は明日朝6時より始める事として火を使った作業はしない。
暑くて折り返し鍛錬は無理なので今年6カ月間に玉鋼を製作した時にはつり落とした小粒の玉鋼20キロを無料公開鍛錬に使用する鋼にまとめる降し金に3時間をかける。午前10時に鍛冶場は50度に達しており外が涼しい。熱中症を心配して作業は昼に終わる。
早朝より暑いが先日玉鋼を切断しておいた鋼が奉納刀に適するか否かをペティナイフを造って試作するのに折り返し鍛錬をするが作業時間は1時間半が限度。体の芯までが熱くなる。心不全の病もあり妻は毎日はらはらしながら私を見ているというので毎日2時間以内の作業として今年の厳しい夏を乗り切る予定。