4月19日

朝6時送風開始。7時砂鉄投入。11時30分炉を解体して10キロの玉鋼を出す。午後は弟子の折り返し鍛錬。自家製玉鋼と日刀保玉鋼の混合なので弟子の技術では少し無理も有るが練習をすれば身に付く。炭焼き窯も大型トラック11台分の松の原木を仕入れたので1年分の炭も追加されたので安心して練習が出来る。弟子の初めての降し金が良くまとまり包丁の材料には申し分のない炭素量と粘りも出ている。故今泉後光先生の技術も守り続けている。たたら製鉄は夏迄あと5回位は操業したいと思っている。今日は妻の77歳の記念日。高校生からの友人で結婚して55年を迎える。同級生なので鍛冶屋の女房も続け助けてくれた。感謝の気持ちでいっぱいである。