8月11日

午後からイタリア人13名を相手にU君を横座に入れて沸かしをホーサン無しで成功させ、切りタガネを私が打つ。刀鍛冶になるのはどこ迄刀に自分の命を打ち込んでいるかであり、いくら刀工試験を合格しても職人魂がなければサラリーマン鍛冶で終わる。だから刀が出来ないのである。横座U君、先手私、通訳T君の3人の少ない戦力で外人を相手に暑い午後を乗り切る。