11月11日

弟子を指導する親方として1番気を付けなければならない事は健康問題である。9月6日に思いもかけず心筋梗塞に倒れて以来やっと最近刀造りに復帰した。現在私の弟子は2名。のれん分けした山本刀工と2名の弟子が修行に励んでいる。折れず、曲がらず、良く斬れて、尚古刀の様な地金の働きを出すには全国各地の砂鉄を自家製たたら炉で玉鋼を造り研究する以外無く、日刀保玉鋼のみでは刃文の美しさのみで終わる。全国各地の砂鉄で玉鋼を造るのは難しく1日でも長生きして指導しなければならず健康でなければならない。定休日の今日は病院でインフルエンザの予防注射を受け、2週間後新型コロナの注射予定を入れる。来春には高卒の若者も入門予定である。1人でも多くの弟子が武士道精神をもって七生報国の民族の魂を打ち続ける維新の刀工団体でなければならない。