5月24日 弟子のテコ付け練習を始める。刀工試験の折り返し鍛錬はテコ付けから始まる。今日は富山県の砂鉄からの玉鋼を使用。弟子は与えられた玉鋼をどのような形にしてテコ棒に鍛着するかを考えなければならない。これはテコ付けの基本である。これが全く出来ていないからホウ酸を使ってもテコは付かない。沸かしをしても鋼に高温をかけすぎて鋼が燃えれば鋼の組織が崩れて斬れる刀は絶対出来ない。武士の魂を造るなら命を懸けた日々でなければならない。そうでなければアート作品の刀工で人生を終わる。 tagPlaceholderカテゴリ: