夜明け前目覚めると天気予報通りの大雨で仕上げ場は薄暗く刀の刀身仕立ては出来ないので青森県より購入したヘマタイトの砂鉄を使用する事として炉の塗り替え炭切り。6時送風開始、午後2時炉の解体。空気は湿気を帯びているのでヘマタイトの玉鋼はチグサ鋼と同等の出来。刀の製作はまだ無理だが包丁造りは病院からOKが出ているので毎朝2時間程度続行とする。包丁の販売は止めているが待ってくれる方の注文が有るので進める。7月末の心臓検査が良ければ秋より本格的に刀造りに復帰出来るのでそれまでは無理なく弟子の育成に努めて暑い夏を乗り越えたい。心臓の止まった後遺症は有るが一つしかない命が助かって良かったと日々感謝している。