11月5日

朝より昼迄鍛錬を続けるが昨日切った松炭がなくなったので午後は炭を切る。折れない刀を造るには沢山の鋼を折り返し回数を多くしてベニヤ板の様に層を多くしなければ折れる。特に鍛伸性のない日刀保玉鋼は古鉄等の降し金を混合しなければならない。私は他の一般刀工より炭も鋼も倍位を使うので一振りの刀が出来る迄は時間を要する。体調も良いので明日の定休日は青森県産の非磁性玉鋼を鍛える。朝は寒くなり火床が冷えていると鋼の沸きが悪いので今日から夕方には娘が切った庭の木々を火種として入れておく。