昨日の種子島産玉鋼を水べしなしで積み沸かす。日刀保玉鋼は炭素量が高く、ばらつきが有るので水べしをして炭素量を低くしなければならなく地金が平均化して地金の働きが出ないのである。炭素量が高く粘りの無い玉鋼は刀になると非常に折れやすく、それを知っている刀工は刀はアートであり見る物であり使う物ではありませんと詭弁を弄するのである。日本刀の聖地備前長船刀工も日本刀の化学が判らずたたら製鉄が出来ないので日刀保玉串を使うので折れず、曲がらず、良く斬れて働きのある刀は出来ないのである。日本刀維新の元に集まった弟子も命がけで作刀に取り組まなければ刀工試験に合格しても刃文を見るだけの刀造りで人生を終わる。3日前から入院している弟子刀工も親方から包丁でなく刀を造れと言われないので今頃はベットの上で心安らかに寝ている事と思う。入院中はベットの上で刀鍛冶の使命を改めて考えて欲しい。妻子も金もすべて捨てなけば本物の刀工にはなれない。捨てる勇気が有るや否。