7月18日

夜半より目覚めて眠れず。弟子達も刀工受験が目先に見えてくるが手先が不器用で鍛冶屋には向かない事を自分自身が自覚している事かと思う。入門3年にしてもいまだ玉鋼包丁1本作れず。たたら製鉄で玉鋼も造れないのが現実。来年受験しても合格出来る者はK君のみ。U君もT君も一人前になるのはまだ5年も先の事と思う。理由はどうであれ懸命でない。斬る事を忘れたアートの刀工はいらない。斬る刀とは自分自身の努力と工夫の無い自分の怠慢な心を斬るのである。不屈の信念は長船刀工養成所の眼目である。